パラリンピックに感動!

遅くなりましたが、バンクーバーパラリンピック出場選手の皆さん、お疲れ様でした!

今大会は、私、ほぼ毎晩教育テレビでのハイライトを観て、毎朝のニュースで試合速報を聞いて、
毎日ワクワクと楽しみにしてましたよ。
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アルペンの皆さんの迫力ある滑降!
座位でも、巧みに上半身の体重移動で、すごいスピードでコーナーを丹念についていく神業!
大日向選手が、今大会日本人選手の初メダル獲得!
私は今、たまたま腰を痛めて思うように歩けず、
「仕事が続けられなくなるかも…」
と不安な思いをしているけれど、
選手達が、足を失ってもなお、足がある時以上に自在に駆け抜ける姿を見て、
「私にも、まだ出来ることがあるかも知れない。」
と、強く背中を押してもらった気がしました。


ノルディックの新田選手の、おじいちゃんに捧げる金メダルにも泣けた。
彼は、代々続く農家の長男として生まれ、3歳の時、農業機械に左腕を挟まれ切断。
その時機械を操作していた彼の祖父は、以来ずっとそのことを気にしていたという。
その姿を見て育った新田選手は、
「おじいちゃんを喜ばせてあげたい!」
と、パラリンピックでの金メダルを目指してきた。
先の大会では優勝候補と期待されながら、途中でまさかの転倒!メダルを逃した。
今大会で、その念願が叶った!しかも、他の追随を許さず、ぶっちぎりの一位!
会場では奥様からの、祈るような懸命の声援が飛んでいた。彼にも聞こえていたという。
ゴールする彼の姿に、奥様崩れんばかりに号泣!私も中継見てもらい泣き!


初出場の車イスカーリングは、長野在住のリハビリ仲間で作ったチームが活躍!
健闘するも予選敗退。
世界の壁は厚かったけど、強豪相手に果敢に攻めた彼らに感動。
この体験をバネに、ぜひまたソチ大会に戻って来て欲しい。


そして、アイススレッジホッケー
今大会には、地元:藤枝からキーパーの福島忍選手が出場していたこともあって、
私はかなり親近感持って応援していた。
ソリを自在に操り、一つのパックを追って氷上を駆け巡るのだが、
これが健常者のアイスホッケー以上にスピード感があって、かなりの迫力!
しかも、日本チームはこれまでベスト4止まりだったところを、熱血監督の指導の下、ついに決勝まで勝ち上がった!
「スピードを生かして敵を引き付け、空いたスペースにもう一人が駆け込んでシュート!」
という得点パターンを、繰り返し練習してきたのが実を結んだ。
決勝では、最強のアメリカチームに敗れたけれど、
キーパーが神懸かりな好セーブを連発!
ディフェンスもよくしのぎ、アメリカの猛攻から失点を2点に抑えた。
迫力ある熱戦でした。
主将の遠藤選手は、悔し涙を流したけれど、その闘志溢れるプレーに感動しました!
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彼らにはまた、次回ソチ大会で勇姿を見せて欲しいなあ。
そのためにも、企業のスポンサー協力とか、国を挙げての強化支援を、ぜひぜひ。
彼らは大会に出るために、かなりの負担を背負っているもの。

パラリンピックで選手が頑張る姿を見て、勇気をもらった人は、私に限らずいっぱいいると思うし、
他の国ではパラリンピック出場選手は、マスコミにも取り上げられオリンピック選手と同じくらいの人気があって、
国や企業からもオリンピック同様に支援を得ているらしい。

一方日本では、ほとんど自費でまかなう選手もいる。

車イスカーリングチームでは、リストラで主将が仕事を失い、
ただでさえ経済難なので、遠征費用はもちろん、パラリンピック出場のための旅費もままならず、
選手自ら応援グッズを売り歩いて、カンパを募ったという。

日本を元気にするためにも、みんなでちょっとずつでも、彼らに支援を…と思いました。