19人いる!


注)今回の記事は、10月27日に下書きしたものです。


去る10月25日、演出家:仲田恭子さんの舞台稽古のお手伝いに行きました。

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<作品紹介>


小川国夫氏 日本芸術院会員就任記念
(1)バンド オブ ヴェスパ’53「小川世界を彩った女達〜告白のしらべ〜」
(2)小川国夫文学作品「遠つ海の物語」


11月11日(土)17:00/19:00


静岡県藤枝市蓮華寺池公園内 野外音楽堂にて
http://www.geocities.jp/ayflux2005/hikari/main_content.html
(おかげさまで、公演は好評のうちに終了致しました!
ありがとうございました!)

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仲田さんは新進気鋭の女流演出家。
2004年に「利賀演出家コンクール」で最優秀演出家賞を受賞して以来、
原作の独特な解釈と世界観作りで、ファンの注目を集めています。
また2005年からは、年2回ほど、故郷:静岡県藤枝市にて、
地元出身の作家:小川国夫・藤枝静男両氏の小説の舞台化にも挑んでいます。
・・・そんな彼女とは、実は15年来の付き合い。
高校の演劇部時代の、私の後輩でもあります。


当日は、(1)の稽古日。
この日の稽古場は、杉並区にある区民館の会議室。
前日に泊めて頂いた仲田さんのお家から、電車とバスを乗り継いで稽古場へ。
14時に着くと、俳優の鈴木一功さん(レクラム舎)が待っていました。


鈴木さんは、新劇の舞台やVシネマなどで活躍されている、ベテランの俳優さんで、
仲田さんと組むのは、今回が初めて。
そのため、お互いの持ち味や手法を手探りしつつ、
演出プランを一つ一つ確認しながら作っていく感じが見て取れました。
演技しながら、その場その場で感じた「こうすればいいんじゃないか?」という提案を、
率直に語る鈴木さん。
一方で、気さくな笑顔で、終始雑談を交えながら、
さり気なく仲田さんに気遣いされているように思いました。


ところで。今回の公演では、私もエキストラとして出演しました。
・・・なので、その稽古も。
この作品では、私を含め19人のエキストラが参加。
セリフはないのですが、それぞれ、小川作品の登場人物がモデルで、
鈴木さん演じる主人公に、入れ替わり立ち代わり、影のように接触します。
・・・つまりその19人分を、私が一人で演じることに。
いや〜〜〜、忙しかった!
何しろ、一人ずつの性格が見て取れるように、
歩き方がト書きで指示されているんですが、それがそれぞれ違う!
時には、私のキャラからかけ離れた「しなしな歩く」というのもあったり。
場面によっては、一人演じてすぐ、次の役で出たり。
・・・久しぶりの演技だったんですが、思いがけず「北島マヤ体験」でした。


というか、コントだったかも。すまないねえ、やっちゃん。