台風18号通過!

台風通過しましたね。
静岡県内でも、道路が寸断されたり(写真は御前崎市)、電車が始発からしばらく運転見合わせるなど、
被害があったようです。


昨晩は私は夜勤だったので、夕方から職場(高齢者入所施設)にいたんですが、
18:00過ぎから夕食後の臥床介助してましたら、
看護師長・看護科長・看護部長といった幹部の皆さんが総出で、
網戸やら植木鉢やら、窓の外のものを飛ばされないように取り込んでいるので、
ホントに嵐が来るんだなあ…と、一気に緊張感高まる。


私の職場では、40人の入所者に対し3人の夜勤者で対応してるんですが、
もし何かあったら、入所者の安全確保やら各方面への連絡やら、水害への対応やら、
この3人だけで対応しなければならないと思うと、一気にプレッシャー高まる!


看護ステーションの机には、懐中電灯がドドン!と置かれ、思わず上司に、
「停電が来るって言わんばかりじゃないですか。イヤだなあ。やめて下さいよ。」
と言ってしまう始末。


…かつての伊勢湾台風並みの規模の台風が直撃するということで、
出来るだけの備えをして下さっているということなんだなあ、とひしひしと感じつつも、
何事もなく済んでくれい!と祈らずにはいられませんでした。


21:00のニュースでは、静岡県に到達するのは明け方との予報だったので、
ちょうど夜勤が終わる頃に暴風雨なんだなあ…と、ちょっとブルーになる。
「一時間早く上がろうね!(笑)」
と軽口叩く先輩。
「とはいえ、日勤者来れるんですかね?(笑)」
と私。
交代勤務の仕事なので、後を受けてくれる人がいないと帰れないのがツラいところ。
「とにかく起床介助は、いつもより早めに、4:45から始めよう。」
と夜勤者一同で申し合わせ。
起こしたり、失禁更衣をしている最中に、水害が起こったら大変!


ふと、以前ニュースで見た、土石流に見舞われた高齢者施設が脳裏によぎる。
私の職場は二階だけど、すぐ裏は山だし、川も近いし、全然人事じゃない!
あの施設では、確かに7人が亡くなったという、痛ましい災害だったけど、
それでも職員総出で入所者を屋上に避難させて、93人の入所者を救えた。
あれと同じようなことが起こったら…?
二階といえど安全ではないし、私の職場は徘徊する入所者がフロアからいなくならないように、階段への通路がロックされている。
もし、エレベーターが使えない状況だったら、あっという間に到達するとされる土石流に対し、
たった3人で40人を避難させるのは難しいだろう。
…ああ!とにかく何事も起こらず台風が通過してくれい!と祈らずにはいられませんでした。


そして夜明け。
静岡県藤枝市では、暴風雨のピークは深夜のうちに過ぎたようで、
風も雨もそれほど強くなく。
施設の被害も、植木鉢の中身が吹き飛んだくらいで、雨漏りもなく済みました。
…かなり拍子抜け。
入所者は軒並み朝5時から起こされて、いつも以上に眠そうだったし。


まあ、何事もなく済んで、本当に良かった。