やっぱり「マンガ夜話」が好き!


NHK-BS2の「BSマンガ夜話」が休止してから、早くも1年半になる。
深夜の、しかもBS(しかもNHK)とはいえ、
「1つのマンガ作品を取り上げて、1時間徹底的に語りあう番組」
(しかも、生放送!)
というスタンスの番組って、成立する自体なかなかすごいことなんだが。


この番組の面白さの1つが、鉄壁のレギュラー陣であった。
司会の大月隆寛さん、マンガ家のいしかわじゅんさん、
オタキングこと岡田斗司夫さん、
そして、マンガ・コラムニストの夏目房之介さん。
NHKフリークで、夏目さんファンの私にとっては、
NHKの人気番組に夏目さんがレギュラー出演!」というだけで、
小躍り、小躍り!
・・・のハズだったが、実は番組視聴歴は1年くらい。案外浅いのだった。

何故かっていうと、当時読んでた夏目さんの著書が、「手塚治虫の冒険」「人生の達人」あたりで、
たまたまマンガ夜話についてあまり触れられてなかったから知らなかったのと、
放送開始からその頃まで、BSの見られないアパートに住んでたからだった。
・・・当時実家暮らしだったら、もっと早くからハマってただろうなあ。


番組で取り上げられていた作品のうち、私が読んだことがあるのは、
実は1/8くらい。ほとんど知らない作品ばかりだ。
それでも見ていて楽しかったのは、その作品の面白さを、
おじさんたちが実に楽しそうに、熱っぽく語っているからだった。
作者側がどんな思いを込めて描いたかとか、
こんなところに、作者の照れが見られる、とか。
「こういう掘り下げ方があるのか」という開眼を、毎回させてくれた番組だった。


そして。今日、レギュラーのお一人、岡田斗司夫さんのブログに、
マンガ夜話への思いを綴った記事が!
http://putikuri.way-nifty.com/blog/2006/10/post_7d94.html
あの番組は、レギュラー陣の異株格闘的なセッションが、見ていて楽しかったのだが、
その背景には、奇跡の連携というか、チームワークがあった事を知る。
・・・「そうなんだ、やっぱりなあ。」と、改めて納得。
こういう舞台裏の風景も含めて、もっと聞いてみたいです。


とはいえ。再開はムリでも、せめて再放送してくれないかなあ?
他の番組の宣伝がらみでもいいからさ。