台風9号、上陸間近!


7月の4号、8月の5号に続き、またもや台風9号に遭遇!
・・・何だか今年は、毎月のように、
大型台風に見舞われている気がする。


台風9号、いよいよ迫ってきました!
私の住む静岡県藤枝市は、午後から暴風雨域に入り、
激しい突風と、横殴りの雨が!
・・・今日は夜勤明けで、帰るなり爆睡する予定だったんですが、
寝始めた直後から、ガラス戸を叩きつけるような豪雨と、
うなるような風の音に、叩き起こされる。


「早く、雨戸をたつさ(=閉めたほうがいいよ)!
あんまり風がひどくなると、そのいとに(=そのうちに)、
閉めれなくなるで!」
と、祖父に強く勧められ、半ば急かされるように、
家中のサッシ雨戸を閉めて回る。


昼間なのに、真っ暗になった家の中を見て、
「停電にでもなったみたい・・・。」
と、ホッとしながらつぶやいたのもつかの間。
雨戸越しにも関わらず、風が、その雨戸を軋ませ、
時に轟音のように凄まじい音を立てて吹き荒れるのが聞こえる!
あまりの激しさに、雨戸ごと、窓が押し潰されやしないかと、
ハラハラするほどだ。
NHKのニュースでは、大好きな静岡局:佐塚元章アナが、
東伊豆町稲取漁港から、
防波堤を乗り越え、生き物のようにうねり狂う波と、
猛烈に吹きつける横殴りの雨の凄まじさを伝えている!


・・・そうだ。この感じ。
今年7月、宮崎市で体験した、台風4号にそっくりだ!


あの時は、交通機関が完全にストップしたため帰れなくなり、
前日泊まったホテルに戻るべく、うねり狂う暴風雨の中、
あらびんさんご夫妻に車で送って頂いたのだった。
台風銀座と呼ばれる宮崎県で生まれ育ち、
毎回のように猛威にさらされ、台風に慣れている彼らでさえ、
「こんな強いのは初めてかも」
と語るほど、激しかった台風4号
市街への道は、至るところに風で折れたヤシの木に覆われ、
ビルの屋上にあったらしい建物のトタン屋根が吹き飛び、
電柱に突き刺さってはためいている。
あらびんさんが運転する車も、突風にあおられ、
走行中に隣の車線に押しやられるほど。
(周囲に他の車がなくて、ホント良かった!)

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さて。これだけ激しかったら、家を出ないのが普通なんですが、
今日は夕方、友人を駅まで迎えに行って、
ちょっと打ち合わせする予定があったんでした。
・・・幸い、先ごろよりも雨音が弱まってきているし、
今のうちに、と、勝手口から裏の駐車場へ走る!
しかし!雨は弱まってても、風はしっかり強かった!
外に出るやいなや、突風をモロに受け、雨に吹きつけられ、
車に駆け込むわずか50メートルの間に、すっかりずぶ濡れに!


「とはいえ。車に乗ってしまえば大丈夫だ!」
と、約束の時間に間に合うよう、山道を飛ばして行く。
フロントガラス全面に、大粒の雨が叩きつけられ、前が見えない。
それをこらえつつ、ようやく駅まで2キロの地点に差し掛かった所で、
突如ゆるやかに失速していく車。
アクセルを踏みこんでも、加速するどころか、どんどんスピードが落ちていく。
「うわッ!まさか、エンジントラブル?
これも、台風の何らかの影響か?」
・・・と思ったら、ガス欠でした。(恥)
ノコノコと脇の細い道に車を入れて、ひと安心。
(これまた、周囲に他の車がなくて、ホント良かった!)


とはいえ。約束の時間が迫ってるので、
一息つくヒマもなく、すぐ近くのガソリンスタンドまで走る!
嵐の中走っていくのは、と、ちょっと躊躇したけどしょうがない。
せめて雨でも防げれば、と傘を広げたら、
開いたそばから、突風で瞬く間に「ぐしゃり」と折れてしまった。
・・・もはや笑うしかない。


ずぶ濡れになって駆け込んで、
ガソリンスタンドのおじさんに一気に言った。
「ガス欠で車が止まってしまって!
とりあえず1000円分給油して欲しいんです!
今手持ちがないんでクレジットで!ポリタンクお借りできますか!」
・・・おじさん、ギョッとしつつも、親切に応対してくれて、
軽トラで私を現場まで送ってくれて、その場で給油してくれました。
ありがとうございました!


約束の時刻から10分遅れで友人と合流。
幸い、電車は止まっていなかったそうだが、
友人が乗った次の電車から、運行見合わせになったという知らせが。
・・・無事着いて良かった。
とはいえ。友人もずぶ濡れの私にギョッとしたのか、
家まで送るとすぐ、着替えを差し出してくれました。
・・・お気遣い、すまないねえ。


幸い、今回の台風も、私には直接被害はなかったんですが、
前回といい、今回といい、
悪気はなくとも、まわりの人に迷惑かけてる気がする。
・・・しばし、反省。