「BS熱中夜話/アニキ・ミッチ特集」観ましたよ!

先日こちらでお知らせした、「BS熱中夜話アニソンナイト」観ましたよ!


今回の企画は、前・後編に別れてまして、
今夜放送された前編は、アニソン界のアニキ・水木一郎さんと、ミッチこと堀江美都子さんの特集です。
もちろん、お二人ともゲストで登場!


冒頭からアニキ、
「V!V!V!」
とシャウトで登場!
…ご存じ「コン・バトラーVのテーマ」、熱唱です。


続いてミッチ、爽やかに登場。
「グローイング・アップ」(私のあしながおじさん)を、
あどけない少女のような澄んだ声で、伸びやかに歌い上げます。
お二人の歌声に、テンションうなぎのぼりで、冒頭からかなり興奮ぎみの私。


さて、番組の構成は、前半が堀江さん、後半が水木さん特集となってました。
まずは、プロフィールと主な持ち歌一覧の紹介。
…私は堀江さんが、わずか12歳でデビューしたのを初めて知りました!
しかも、デビュー曲もアニソン!
当時の写真も紹介されていたんですが、あどけない少女そのもの。
なのに歌声には、既にベテランの貫禄が!
…今の声の方が、少女っぽい気がしました。


一方、歌謡曲でデビューしたアニキ。
デビュー曲のレコードジャケットの写真には、二十歳とは思えない程の貫禄が!
…渋い。渋すぎる!


ところで、代表曲一覧ですが、
ズラリと挙げられた曲すべて、いずれも誰もが知ってる名曲なんですが、
そこに「ほんの一部」と、敢えて注釈が付いているのもすごい!


そして今回は、客席のファンやゲストに、
お気に入りの一曲と、その曲への思い入れを語ってもらっていました。
「へぇ!こういう曲もあったんだ。意外だなあ。」
と、隠れた名曲を教えてもらった感じがして、面白かったです。
そして、その曲の思い出について、その場でご自身からコメントが!
貴重な証言が聞けて、これまた嬉しかったなあ!


それでは、取り上げられた曲について、ちょっとご紹介!

________________


堀江美都子篇】
「ジムボタンの歌」(74)
選者:ファン
堀江さんは魔女っ子ものも可愛く歌えるし、ロボットものも女性なのに力強くて心地良い。
その両方のいいとこ取りをしたような歌。
女の子でもカラオケでシャウトしたい!という、熱い想いに応えてくれる歌。



「クムクムのうた」(75)
選者:腹巻猫氏
当時流行ってたソウルミュージックっぽい、グルーヴ感があるカッコイイ歌。
堀江さんの歌い方も、崩した歌い方をしている。
それが、今までにないカッコ良さ、大人っぽい感じ。


堀江さんよりコメント:
当時は18歳。
プライベートでは洋楽とかいろんな曲を聴いていて、ソウル大好きだった。
16ビートがすごく好きで、歌いたいと思っていたらこの曲が来た。
作曲は、すぎやまこういち先生で、すごいベースとかがカッコ良くて、
すごいノリノリだった!嬉しくて、嬉しくて!
当時カワイイを脱出したい願望があり、まさに表現したいものが出来た!という思いだった。



キャンディ・キャンディ」(76)
堀江さんよりコメント:
当時19歳。
レコーディングの当日に、作曲の渡辺岳夫先生がスキップして入って来られて、
ホントに♪ルンルンルン〜て入って来て、
「ミッチ!今日はコレ、100万枚売るよ〜♪」
…ホントに累計100万枚売れちゃったからビックリで。


選者:田中公平氏の分析
この曲は歌詞が先に出来た「詞先」。
多分元の詞は、
「ハナペチャだってお気に入り」
だったと思うが、そのまま曲を付けてしまうと、100万枚売るにはイマイチ盛り上がらない。
でも、詞は変えちゃいけない。どうするか?
…そこで「アニソン3回繰り返しの法則」。
感情のほとばしりを表現するには、歌詞を3回繰り返すのが一番いい。
繰り返すと気持ちが盛り上がって来る。
歌詞を見ると「3回繰り返しの法則」を3回も使っている!
…よっぽどヒットさせたかったんだね。
(以下略)

________________


水木一郎篇】
「キャプテンハーロック」(78)
選者:ファン
心に沁みる曲。
主題歌なのにバラードというところがいい。
ずっとテープで聴きながら、子ども心に、遠い宇宙に思いを馳せていた。
『命を捨てて 俺は生きる』
というフレーズが、小学生だった当時から、
どういうことだろう?と考えたりした。
…何となく最近分かって来た気がする。


水木さんよりコメント:
僕は当時から、今でもそうだが、
レコーディングスタジオではマイクに向かって立っているが、
気持ちはテレビの前の子ども達めがけて歌ってる。
だから、今のように言われると、
僕がそうやって歌ってたのは、間違いじゃなかったんだと思う。



「トライアタック!メカンダーロボ」(77)
選者:腹巻猫氏
作曲は特撮・ロボットものでお馴染みの渡辺宙明先生。
力強い曲を作ってきた彼だが、この曲はちょっと感じが違う。
…多分、力強い曲を作るのに飽きて作ったんじゃないかと。
歌い出しで水木さんが、
「トライアターーーック!」
とシャウトするのを聴いて、
主役を演じる声優・神谷明氏が、本編でもシャウトするようになったという逸話がある。


水木さんよりコメント:
神谷明くんから、
「どうやってやればいいんですか?」
と相談を受けたので、
「トライアタック」の「タ」に力を込めて、遠くに飛ばすようにやるといいよ、とアドバイスした。
(実演する水木さん。
声量がすご過ぎて、隣で耳がキーンとなってる堀江さん。)



侍ジャイアンツ」(73)
選者:喜屋武ちあき
水木さんは、ものすごい歌が上手なのに、
この曲は上手に聞こえない。(笑)
というか、主人公・番場蛮の荒くれ者の不良っぽいイメージがあるから、
主人公の気持ちになって歌うと、こういう歌い方になるのかな?と思った。
アニキの歌は感情こもったり、なだらかに歌い上げる歌が多いので、
逆にちょっと荒っぽく歌ってるという感じがした。


水木さんよりコメント:
その通りです。
番場蛮は威張った奴は嫌いで、
「ッタマくんなあーーー!」
という感じの子なので。
今聴くとそんな感じでもないけど、レコーディングの時には、けっこう声つぶしてやってた。
そういうイメージを自分で作ってやっていた。
やっぱり自分はアニメソングを歌うために生まれて来たと思う。
自分は演じて歌うことが好きなんだと。


堀江さんよりコメント:
イントロが聞こえると、そのキャラクターにスッと入っていける。

________________


その他、まだまだ面白いお話があったんですが、
とてもじゃないけど文章では再現しきれない部分がザクザクあるので割愛。
…いやあ、ファンには満腹感たっぷりの一時間でした!
あわよくば、もう一時間くらい聴いてみたかったなあ。


機会ありましたら、ぜひぜひご覧下さいませ!